忘年会シーズン到来
もくじ
今年も残すところあと僅かになり、いよいよ忘年会シーズン到来。お酒を飲む機会も一気に増えているだろうが、皆さんはいかがお過ごしだろうか。
若い頃は、お酒の失敗をしても笑って済む場合も多いかもしれないが、歳を重ねるにつれそうもいかなくなる。きっと、お酒の席での恥ずかしい思い出がある人も少なくないはず。
そこで、お酒の予定が入りやすいこの時期だからこそ、気になる飲酒の基礎知識を調べてみることにした。適度なお酒の飲み方の参考に、また酒の席のネタにどうぞ。
酒は飲んでも飲まれるな
「酒は百薬の長」と昔から言われている。適度に飲むと、爽やかな気分になり心身ともにリラックスさせる効果が確かにある。しかし、飲み過ぎると毒になってしまうのは、多くの人が身をもって体験している事かもしれない。
酔って醜態をさらしたり、翌日まで持ち越す二日酔いは生活のレベルを下げてしまう。せっかくの休日が寝て終わる、はたまた最悪のコンディションで仕事になると目も当てられないのだ。
節度ある適度な飲酒
厚生労働省の健康日本21で、「節度ある適度な飲酒」は1日平均純アルコールで約20g程度であると明記されている。具体的な量としては、下記の通り。
- アルコール度数5%の中瓶ビール(500ml)1本
- アルコール度数5%の酎ハイ(500ml)1本
- アルコール度数15%のワイン・日本酒(180ml)1合
- アルコール度数43%のウイスキー(60ml)ダブル1杯
お酒好きな人には物足りない量かもしれないが、これが厚生労働省が目安として発表している分量になる。
次のことにも留意すること
1) 女性は男性よりも少ない量が適当である
2) 少量の飲酒で顔面紅潮を来す等アルコール代謝能力の低い者では通常の代謝能を有する人よりも少ない量が適当である
3) 65歳以上の高齢者においては、より少量の飲酒が適当である
4) アルコール依存症者においては適切な支援のもとに完全断酒が必要である
5) 飲酒習慣のない人に対してこの量の飲酒を推奨するものではない
適度なお酒で気持ち良く
「節度ある適度な飲酒」は1日平均純アルコールで約20g程度である、この目安になる分量は分かった。これが1単位となるのだが、この1単位を分解するのにかかる時間はなんと3~4時間だそう。
倍の量を飲むと7~8時間もかかるということだ。しんどくならないようにするには、こういうアルコール分解するのにかかる時間を覚えておく必要があるのだ。
飲酒運転にならないように気を付ける
アルコールの分解に1単位でさえ、3~4時間かかると言われている。この計算でいくと、翌朝に車を運転するのであれば1単位程度に抑える必要があるのだ。
遅くまで多量のお酒を飲み、朝から運転となると飲酒運転になる可能性が高くなってしまう。安全運転の為にも、アルコールの摂取量には気を付けて、分解される時間にも意識を持たなければならない。
まとめ
お酒の適量について改めて勉強をしてみたが、どうだっただろうか。飲酒運転にならないか考えながら飲む意識をすれば、必然とアルコール量の計算もできる。
同時にお酒を飲んで分解されるまでの時間が分かれば、翌日のコストパフォーマンスに悪影響を及ぼすことが無くなってくるのである。
もちろんアルコール分解には、個人差があるので一概に当てはめる事はできないが、一つの目安として忘年会シーズンを楽しむ指標にしてみてはどうだろう。